イヴの時間 1巻

原作は15分の大ヒットアニメーションとのことですが、情報に疎く視聴したことがありませんでした。
なので今回はただ、帯にある“人間とアンドロイドの区別をしません”の言葉を読み、これまた難しいテーマを扱ってるけど、どんな描かれ方をしてるのかな?と興味を持ったので購入してみたわけです。
で、読んでみてなのですが、やはり難しいテーマだなぁということ、しかしそれに正面から向き合っていることが伝わってきました。
人間に限りなく近づいたアンドロイドが持つのは“心”なのか。
相手を思いやったり、愛するという感情に似た行動をとったりしても、それは“プログラム”でしかないのか。
喫茶店“イヴの時間”で、主人公はどんな答えを見つけるのか、次巻が楽しみです。
…ただね、こうしたお話にありがちな、人間の弱さや無知から生じる偏見や差別…(今回でいえばドリ系の言葉とか。相手に何かしてもらったらお礼言うことの方が当たり前なんじゃないかとか。)、ありがちとはいえ、だからこそ、読んでいて痛いです。
人間らしさってどんなことなのかを考えさせられますね。